少女たちに安心の居場所を 

 一般社団法人colaboのバスカフェやアウトリーチ活動に参加しました。虐待などで家に居場所がない10代の女の子などをサポートする取り組みです。

 2年前にも、秋葉原や新宿でのアウトリーチ活動に参加させて頂き、女子高生をはじめ10代の若い少女たちに対する、性の商品化、性搾取の働きかけが、あまりに日常化している、風景にすらなっている実態に衝撃を受けました。

 以来、私自身も区議会で包括的性教育やデートDV防止教育の推進、少女たちの安心の相談や居場所づくり、性を買う側の法的規制の強化について等、提案を重ねてきました。

 今、コロナ禍の下で、子どもや女性への暴力がいっそう深刻になっている中、緊急事態宣言時の時だからこそ、活動が重要と取り組んでいるColaboの実践に学びたい。

 夜の新宿歌舞伎町。バスカフェは30人以上の女の子が利用されました。スタッフさん達が気軽に「お腹すいてない?」「スマホの充電もできるよ」と、さりげなく声かけ。女の子たちが、安心して立ちよれる。信頼関係をつくり、相談にもつながるように。用意された物にも、気配りが行き届いていて、とても関心。

 本来なら、安全な居場所や公的な支援で、女の子たちを守らなければならないと胸が痛みます。民間の皆さんの力をかりながら、女の子に次々と声をかけてくるスカウトに負けない公的支援をつくっていかなければとの思いを、改めて強くしました。

密をさけてひとりづつのテーブル。妊娠検査薬のご案内あり。
すぐに食べられるお弁当やお菓子、持ち帰りもできる。
相談につながるように手鏡カードや、必要なマスクも入れて、声かけ
愛らしい、親しみやすいバスカフェ
中央が代表の仁藤夢乃さん、バスカフェ、テント設営も人手が多いと助かります。

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