われ弱ければー矢嶋楫子伝

日本で最年長の山田火砂子監督による映画「われ弱ければ」矢嶋楫子伝を観てきました。

江戸から明治、大正時代と、女性が1人の人間として尊重されることのなかった時代。

断れない結婚。妻と妾が同一戸籍。1人の男性に子ども多数。

父が酒に酔い、妻や子どもに暴言暴力。女に学問いらず奉公に出す。

お金がなければ娘を売る。女のくせにと物を言わせない。男尊女卑の社会が映画の中でも写し出される。

そんな時代に、#矢嶋楫子 は、女子教育にたずさわり、一夫一婦制や女性参政権、禁酒、廃娼運動など女性解放運動に生涯取り組んだ。

また、自ら離縁した前夫との間に3人、その後に恋愛した男性との間で1人と、4人の子どもがいるが、働いたお金を仕送りし、一定期間、養育は親族や里親だったことを知り、

女性が1人で自立して生きることと、子どもを産み育てること。子どもが育つ権利を社会でどう支え保障するのかも考えさせられた。

歴史の中で一歩でも二歩でも、ジェンダー平等を進める1人でありたいと先人へのリスペクトの思いが胸に拡がる。

山田火砂子監督とー、快く写真を了解して頂き、ありがとうございます。
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