ウクライナ戦争と東アジアの平和 日本のとるべき進路

7月23日~24日で開会された「第18回全国地方議員交流研修会」に参加しました。

1日目の記念講演は、「ウクライナ戦争と東アジアの平和 中国とは戦争しない!―沖縄・地方自治体を平和のハブに―」と題して、

羽場久美子神奈川大学教授、青山学院大学名誉教授、グローバル国際関係研究所所長のお話を受講しました。

はじめに、羽場さんは

「私達はウクライナ戦争を止めなければならない」との立場で「即時停戦を」との声明を国連に提出したと紹介。

1、まず双方が武器をおき、国連中立軍をおいて仲介。

2、東アジア(日本、中国、韓国)で戦争させない。

3、改憲、防衛費2%、軍事費2倍の動きあるが、武器購入ではなく、医療や教育、貧困者に保護をと強調しました。

長い国際社会の変化として、中国がアメリカを抜き、経済で世界一になる。人口の変化をみても、2100年には、アジア・アフリカが8割をしめ、コロナ後新たな10年も、中国、インドが力をつけ、多極化の時代になると。

アメリカは、民主主義対専制主義との価値観で国際社会を二分し、自身の国の影響力を継続するために、軍事同盟を強化し、アジアの広範な地域協力を、軍事、経済、政治同盟で分断をすすめようとしている。

東アジアで戦争がおこれば、日本が最前線に立つことになる。北朝鮮で核ミサイルがたった1発でも使われたなら、ロシア、北朝鮮、韓国、中国、日本が影響を受ける。

アジアでアジア人同志の戦争を避けなければならない。

私達1人1人が、地域が、地方自治体がハブになりアジアに平和と安定を? 話し合い、平和的な安全保障を築いていこうと呼びかけました。

平和を築くアプローチにとても共感しました。北区としても平和憲法をいかし、友好都市などとの草の根の国際交流や外国籍の方を包摂した人権をいっそう大事にして、共生社会をつくっていくことが大切だと感じました。

記念講演をおこなう、羽場久美子青山学院大学名誉教授

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