区民生活委員会行政視察 宮崎市総合スポーツ戦略都市について

 10月30日、月曜日、宮崎県宮崎市へ、総合スポーツ戦略都市について行政視察にうかがいました。

 1年の平均気温が17.7℃、冬になっても陽射しが暖かく、風も少ない気候条件と自然に恵まれ、宮崎市はかねてから1年中スポーツキャンプかできる地域として実績を積んできたとのこと。

 現在、プロ野球7球団、Jリーク17チームがキャンプ地とするなど「スポーツランドみやざき」を推進していました。平成24年に国のスポーツ振興基本法成立を受け、平成27年には宮崎市スポーツ推進計画を立案、「総合スポーツ戦略都市みやざき」をかかげ、市の観光産業として、地域経済の波及効果も118億円(令和5年の春キャンプ)、PR効果102億円に達しているなど、市の一大産業だと感じました。

 そのスポーツキャンプ受け入れの体制は、宮崎県が窓口になり、宮崎市として県や市の観光協会、宿泊施設、産業団体、スポーツ各施設が連携し、「受入実行委員会」を官民連携で運営しているのは、大きな特徴であると感じました。

 これは、長年、市が積み上げてきた経験や実績によるところが大きい。この部分をエイジェントにまかせて、何千万円という費用を支出する面から考えると、市の公共事業として責任をもつ点でも意義があると思いました。

 課題としては、スポーツ施設の老朽化の対応。また、プロスポーツキャンプで来客者が増える一方、アマチュアや市民が思うように施設を使えない時があることや、宿泊施設についてもマスコミが多く、一般客が泊まれない等の影響があること。

 青少年育成や市民スポーツのすそのを拡げ充実をはかることと、どうバランスをとり両立させていくのか。TOCのある北区、日テレベルディベレーザのホームタウン北区としても、課題から学ぶことが大事だと感じました。

会派の区民生活委員の宇都宮ゆり議員と宮崎市役所前にて

宮崎空港のからくり時計

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