北区での性教育の取組みについて

「北区の性教育について、何年か前に桐ヶ丘中学校でモデル実施されたと聞いていますが、その後の取組みはどうですか?」と区民の方よりお問い合わせを頂き、以下、お話させて頂きました。

 近年の子ども達をめぐる性情報の氾濫やSNSの普及により、それらに起因する性の悩みや被害が指摘されていることや、都内公立中学校を対象にした性教育の実施状況調査で、校長の42%が「文部科学省の学習指導要領に示されていない内容を指導することも必要」と回答していることもふまえ、東京都は2019年(令和元年)東京都による改訂版「性教育の手引き」を発表しました。

 その中で、性に関する情報を正しく選択し、子どもたちが「適切な意思決定や行動選択ができる」ことを性教育の意義として再確認し、性的指向・性自認の多様性に対する配慮や支援の必要性や、学習指導要綱に示されていない学習内容が生徒の発達段階に適していることも明らかにしました(上記内容の産婦人科医のモデル授業を行い、授業を受けた生徒の90%以上が「効果的」「役にたつ」と回答)

 私自身も2018年6月、11月の個人質問、2019年9月の代表質問をはじめ、この間毎年、本会議質問などを通じ、科学的で人権にもとづいた包括的性教育の充実を求めてきました。

 北区では、東京都のモデル授業として、令和元年に桐ヶ丘中学校を皮切りに、以降毎年、

令和2年度に桐ヶ丘中学校、令和3年度は浮間中学校、令和4年度は飛鳥中学校、令和5年度は十条富士見中学校で、産婦人科医師による性教育を実施してきています。

 校長先生から生徒さん達の反応をお聞きした際には「今まで知ったことが全部間違いだとわかりました」「教えてもらえて良かった」「自分だけでなく、困っている友達がいたら声をかけたい」など、ポジティブな声をご紹介頂きました。

 先月11月29日、北区議会第4回定例会文教子ども委員会で報告となった「北区教育ビジョン2024案」の中では、産婦人科医の外部講師を活用した性教育を、令和8年度全校実施の拡充が提案されています。(1月16日まで、パブリックコメント実施中)

 更に、令和4年度からは、国においても「いのちの安全教育」が示され、北区でも教員や養護教諭の研修を実施し、各学校が教育課程の計画に位置づけ、道徳や保健体育、宿泊前やプール授業の前など機会をとらえ、工夫しながらすすめています。

 子ども達一人一人が、自分の心と身体の主人公として、主体的に意思決定や行動選択ができるための科学的根拠にもとづいた知識とスキルを学ぶ機会が保障されるよう、私自身も学び、行動していきたいと思います。

  

 

これ以前の記事を見る