予算委員会5日目 介護保険 認知症ケア

3月13日(月)予算委員会は、歳入・特別会計についての審議。私は、介護保険について質問しました。

 昨年11月の本会議代表質問で、国が検討している介護保険改定は「史上最悪の介護保険改悪だ」との国民や介護関係者の言葉を紹介し、区民の介護、高齢者の尊厳をまもるために撤回を国に求めてほしいと北区に要請しました。

 3月1日の健康福祉委員会ではその動向を確認し、北区より改定案の法案化が先送りされたとの報告を頂きました。その内容は、サービス利用料の原則2倍化、要介護1・2の訪問・通所介護の総合支援事業の移行、ケアプラン作成の有料化などです。

 私は、国民の声や運動の成果であり良かったと受けとめているが、国の動向に対する区の認識について問いました。北区は、国民の心配や不安をふまえたものと認識しているむね答えました。

 私は更に「国は改定をあきらめたわけでない。とりわけ利用料2割負担の保険料については、今年の夏までに結論を出すとしており油断できない。区民のくらしは、物価高が続き、利用料2倍化など耐えられない。値上げしないよう国に求めよ」と要請しました。

 保険料について「今期は基金を活用し、ほぼ据え置きとなったものの、多くの区民は年金から天引きされる介護保険料の高さを嘆いている。保険料負担軽減について、根本的に国庫負担引き上げがどうしても必要。これも国に求めてほしい」と要請しました。

 介護人材確保について「月9000円賃金引上げ加算されたが、全産業の平均より月8万円低いと言われる中、桁が違う。利用料、保険料にはねかえることなく抜本的に介護報酬を引き上げると同時に、北区でできる処遇改善をすすめてほしい」として、「介護職員の宿舎借り上げ支援を」求めました。

 また、認知症ケアについて「練馬区、足立区などで、医師会とタイアップし、認知症健診を無料で実施する事業が予算化されている。ハードルを低くして困りごとを早めにチェックする上でも重要。北区でも検討を」求めました。北区は、医師会と協議するむね答弁しました。

雨も降り、寒くなった1日。本会議場前にて。

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