はだしのゲンはまだ怒っている

田端チュプキシネマで上映中の映画「はだしのゲンはまだ怒っている」を鑑賞。

アメリカが広島に落とした原子爆弾で被爆し、家族を失った少年ゲンが、貧困や偏見に苦しみながらも力強く生き抜く姿を描いた漫画「はだしのゲン」。主人公のモデルは、6歳で原爆を体験した作者の中沢啓治さん自身である。

映画の中で、被爆体験者の90代の男性が、「本当と思わない人がたくさんいるけど、そんなことはない。あの絵以上ですから。事実は」と、語るシーンがある。私は、その言葉の重みに圧倒された。そして、原爆を落としたアメリカは、いまだに日本や被爆者に謝罪をしていないとも語られていた。

その言葉を聞き、戦後80年が過ぎても、ウクライナや中東では戦火が続き、今年に入って、アメリカとイスラエルは、イランへ先制攻撃を実施。学校にも着弾し、イランのこども達が160名以上も死亡したことは、つながっているのだと感じた。

原爆投下やミサイル攻撃、武力の行使、戦争により、人の命を一瞬にして奪い、人生も生活も破壊することに、根本的に反省がない。そして根底にレイシズムがあるのだと。

ひるがえって日本も、戦争被害国であると同時に、アジア諸国に対しては2000万人もの命を奪った加害国でもある。その反省に立ち、平和な日本と世界をつくっていくために、日夜、行動することが、国際社会の信頼を得ることであり、日本の平和を保障することになると私は考えている。

しかし今、日本でも「非核3原則」の見直しや憲法改正の意向を持つ国会議員が増加。しかも、首相はその筆頭者という重大事態だ。

一方ここ数日も、国会前で、新宿で、路上で、全国各地で、「戦争反対」「憲法守れ」「9条壊すな」「武力で平和はつくれない」と、一人ひとりの意志でアクションが拡がっていることに、心から希望を感じている。私も主権者の1人として、声をあげ、行動していきたい。

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