痴漢ゼロ!人権!カーボンシティ北区求め、本会議個人質問

15日、本会議個人質問にたちました。テーマは3つ。  

 1つは、痴漢をなくし安心な北区について

 東京都の日本共産党ジェンダー平等委員会(池内さおり前衆院議員が責任者)が昨年取り組んだ「痴漢ネットアンケート」の結果をご紹介しながら、北区の痴漢に対する認識を問い、撲滅への啓発や取り組み、被害者への相談・支援、子ども達の性教育に位置づけるよう求めました。

 北区は「痴漢は卑劣な犯罪、被害者の尊厳を踏みにじる行為であり、関係機関と連携し、実態把握に努めていくと共に、警察や鉄道事業者とも連携し、痴漢撲滅に取り組んでいく。また、小・中学校でも、セーフティ教室、デートDVの知識も身につけ、本年4月からの「生命の安全教育」の中でも痴漢を紹介しており、学校の教育活動で被害者・加害者・傍観者にならない指導を強める」旨、答えました。

 私は、答弁を受け、6月1日~15日まで、JR等での「痴漢撲滅キャンペーン」でのポスターを紹介。痴漢撲滅には、周囲の協力が不可欠。「知らない人だけど、知らないふりはしない」とよびかける内容。被害者は、性被害・性暴力にあった時、心も体も固まってしまう。声をあげることが本当に難しい。周囲の第3者のかかわりがとても重要と指摘し、「どうしましたか?」「大丈夫ですか?」と声をかける。被害者が子どもだった場合、誰も助けてくれなかったではなく、助けてもらえたというのは、大人への信頼という点で決定的な体験にもなる。北区でも、積極的な啓発に取り組んでほしいと再質問。北区も「啓発をすすめる」と答えました。

2、人権を守る課題では、難民申請中などの外国籍を持つ方、就学不明な児童・生徒、困難を抱える女性、性の多様性について、それぞれ質問。

 困難を抱える女性への支援については、内閣官房から予算が追加措置された「つながりサポート型」アウトリーチ相談や居場所の提供、NPOスタッフや相談支援を行う人材の養成などに活用できるもの(約1000万円)が、一次募集でまだ6億余も残っており、今後2次募集もあると聞いている。ぜひ北区でも手をあげてほしい。港区で実施されている、虐待やDVに関する理解と支援のあり方を系統的に学ぶ支援者養成の連続講座など、北区でも取り組みをなど、困難を抱える女性とつながり、寄り添い、具体的な支援の受け皿を厚くしていく取り組みを、民間の皆さんとも協働して推進するよう重ねて要望しました。

3、最後に、脱炭素・ゼロカーボンシティについて

 今定例会に提案された「ゼロカーボンスティ宣言」を歓迎し、具体的な対策について、区有施設の断熱改修やゼロエネルギーハウスの推進、北区版グリーン・リカバリー、脱プラスチックについて提案しました。

 答弁は、いずれも肯定的にとらえ、「今年度から改定作業が行われえる北区環境基本計画の中で検討していく」とのことでした。ぜひ、具体的にすすめて頂きたいと思います。

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