健康福祉委員会開会、重度障がい者の生活介護が拡充へ

 本日、北区議会健康福祉員会が開会され、私も副委員長で出席しました。(会派の委員は、宇都宮章区議と2名)

 委員会の報告事項のひとつに「第2あゆみ福祉センターの移転に伴う障がい者施設の整備について」があります。

 その内容は、東十条小学校の教室不足を解消していくため、隣接の旧東十条出張所を取りこわして、校舎を増築することとなり、その施設を現在利用している就労継続支援B型事業所(定員20名)の第2あゆみ福祉センターが、旧桜田学級棟の2階に移転することにかかわるものです。

 今議会の補正予算には、そのための改修経費の一部、約7000万円余が計上されています。

 また、現在区内の生活介護施設の利用定員充足率は、ほぼ充足(区内5カ所の知的障害生活介護施設は令和3年4月現在、定員139人、現員119人)してきており、今後の特別支援学校卒業生の見込人数(累計20名)から予測すると、令和5年度には利用予定者の定員超過が見込まれ、今回の改修とあわせて、1階に生活介護機能を導入していけるよう整備(定員12名程度)していくとの報告がありました。

 委員会質疑の中で、会派の宇都宮委員は、「特別支援学校卒業生の受け入れの他に、現在のB型作業所の利用者についても高齢化や重度化で、生活介護へ移る状況が出てきている。その際、別の施設に行くのは利用者にとって環境が変わる負担が大きく、今回のように2階から1階へ移動することで対応できれば、利用者にとっても良かった」と、意見をのべました。

 私自身も、本会議質問などで、障がい者の高齢化、重度化の運用や施設整備を求めて続けてきました。

 知的障害者の方はもちろんのこと、重度の肢体不自由児・者、医療的ケアの必要な方にとっては、車いす、ストレッチャー対応も含めて、より広いスペースを確保しての施設整備、看護師をはじめ医療従事者の確保が切実な課題になっています。

 引き続き、整備促進を求めていきます。

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