DVと子ども 第25回全国シェルターシンポジウム

今年は、釧路市の生涯学習センターまなぼっとで開催された第25回全国シェルターシンポジウム。

テーマは「DVと子ども」

家庭の中で、暴力がある。DVと虐待は一緒に起こる。そんな中で、子どもはどんな影響を受けるのか。

「別居・離婚後の親子とDV」と題し、全国シェルターネット代表の北仲千里さんが報告。

シンポジウムでは、東京都立大学教授の木村草太さんが、「法制審議会が共同親権についてしるべきことー誰が何のために求めているのか?」

しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長の赤石千衣子さんが、「共同親権は子どもの安心安全を守れるのかー2524人のひとり親アンケート調査からみえる現状」と題して、それぞれ報告。

分科会では、更に、子どもの利益最優先の視点で、面会交流や共同親権の問題について掘り下げた交流が行われ、

イギリスが、2016年にチャイルド・ファーストキャンペーンを行ったことや、2020年6月に、イギリス司法省が「ハームレポート」として、子どもの安全を重視した処遇プログラムなどが紹介されました。

昨今のDV法改正への動きや、昨年度、議員立法で成立した「困難女性への支援新法」が、2年後に施行されることもふまえ、子どもと女性への暴力や支配をなくし、その権利が最大限尊重される取り組みを北区からもすすめていきたい。

研修会を終え、施設を出たところで見えた釧路港の夕暮れ。
朝の釧路港
ななかまどの実が赤く彩る

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