王子駅前地区における開発事業の概要説明会1回目

 5月31日(日)午後2時~4時、北とぴあ13階飛鳥ホール(大2会場、地下展示ホール)にて、王子駅前地区における開発事業の概要説明会が3事業所(住友不動産、王子駅前地区市街地再開発準備組合、北区役所)により開催されました。(以下、説明会の内容要旨を紹介します)

 説明会の位置づけは、早期に住民の理解を得るため、法令にもとづく説明会に先立ち、3事業者合同で開催するもの。初期段階の内容となる。今後、進捗に応じて、法令にもとづき説明会を開催するとの説明があり、冒頭、3事業所それぞれから以下、挨拶がありました。

 北区役所駅周辺まちづくり担当部長より、「今説明会は王子駅前ガイドライン整備計画に基づく先行地区について、王子共創会議などで議論を重ねた一定の考え方を整理したもので、「再開発促進区」を活用し、高度利用して、ひろば、緑、ホテル、商業施設、良質な住宅を整備するもの。地域の皆さんの理解は欠かせない。今後も適時、説明会を開催し、丁寧にすすめたい」

北区役所新庁舎担当部長より、「R10年に土地を取得し、R17年開庁を方針化している。王子駅周辺の、都市機能が集積した新たなまちづくりへ協力をお願いしたい」

 組合理事長より、「新庁舎の移転を契機に柳小路商店街で組合を設立し検討をすすめてきた。念願だったまちづくりの一歩になった。ご理解をお願いしたい」

 住友不動産より、「3街区一体で都市計画をめざす。西地区は再開発組合と共に、東区は住友の単独事業となる。わかりやすく説明していきたい」

 次に、スライドや配布資料をもとに、1、新庁舎と王子まちづくりの経緯について、2、王子地区のまちづくり課題について、3、北区の上位計画をふまえた方針、4、整備をすすめる4つのまちづくり方針について説明が行われ、最後に環境アセスメントについても若干の説明がありました。(約40分超)

 説明の後、会場参加者からの質疑応答が以下、行われました。(順不同で要旨を整理、Q意見・質問、A回答)

Q、飛鳥山は江戸時代からの桜の名所。新庁舎の12階は許すが、その他の建物の高さは、飛鳥山より低いものにしてほしい。駅前のにぎわいやホテルはわかるが、住居がドーンと建つのはふさわしいのか。デッキをつくると言うが3棟をつなげるだけではないか。

A、北区の都市中心拠点、高度利用をはかる方針あり。まちづくり課題の事業をすすめる上で、190mの高さは必要。駅前の価値が高いところに、商業、ホテル、事業所を西区とし、住宅を東区にしている。デッキを高台へつなげていくことについては今後、検討していく。

Q、説明が我々の関心事とずれていると思う。1番の関心は、なぜ50階建て、190mが2つも建つのか?税金がどれくらい使われるのか?いつになるとわかるのか?財政状態の悪い北区が100億円単位の不自然さだ。

A、高さについては、王子駅前の顔となる拠点を形成する。まちづくり課題の施設整備やメトロのバリアフリーも開発業者が行うため、容積率の緩和は適切である。補助金は、地区計画が決まっていないので未定だが、国の補助も活用し、事業内容が明らかになった段階で示したい。

Q、サンプラザをみてもストップしている。本当に建つのか?

A、北区の王子、決して止まる可能性はないとは言えない。工事費高騰については注視している。無駄な事業費の削減は検討していく。

Q、再開発は賛成だが、規模は大きいのでは?ホテルや住宅入らず、赤字になって税金投入などということはないか?予定通り実行できるのか?ベストプランじゃなく、ワーストプランはどう考えているか?

A、ホテル、商業施設、事業所など1~3階、適切な規模あるだろうとは考えている。ホテルは今、200室は考えている。2033年~2034年をめざして走っている。スケジュール遅延はないと言えないがめざして走っている。

Q、都市計画法の目的に「都市機能の高度利用により公共の福祉の増進に寄与する」とある。タワマン2棟50階建ては本当にふさわしいのか疑問。公共の福祉とは多くの住民が幸せになるもの。タワマン2棟により地価高騰、家賃があがり、区民が住めなくなるリスクある。公共の福祉に寄与すると言えるのか?それぞれ考えを聞きたい。

A、(北区)再開発3事業者で、再開発促進区の手段を進めていく予定。まとまった土地利用の転換。高度利用をはかる。区もビルありきではない。オープンスペースや緑不足、地区課題を解決したいとの考えがある。住友の開発事業を受けてどうできるか考えた結果。用途地区の基準にもとづき提案された。

A、(住友)まちの課題、手法、駅前活性化、住宅以外の誘導、まちのにぎわいの発展など、公共の福祉に寄与している。ご理解を頂きたい。

Q、経常経費はおよそどれくらいなのか?区の事業費はいくらかかるのか?

A、まだ言えるものがない。工事費高騰のおり注視している。削減も含め検討してようやく見えてくる。公共事業の補助対象の部分がどれくらいかについても今後になる。

Q、お客さんからいつまで営業するのか?と聞かれる。柳小路商店街は(商業施設に)入れるのか?

A、個別性が高いので、この後、個別にお話ししたい。

Q、環境アセスについて、上下水道、学校、保育園、駅の混雑など、2000世帯に対応してどう考えているのか?

A、環境アセスは西も東も対象となり、今年1月からスタートしている。区民からの意見をもらったり、環境審議会、北区議会でも審議され、北区長の意見も提出され、都知事も意見を出す。質問の内容についえては、東京都のアセスメントの対象外ではあるが、人口が増えることで想定される課題にて説明できるようにしていきたい。

A、JRのキャパについてJRと協議しているが、JRの見解は利用者増に十分、対応可能と示されている。

Q、日照影響について資料がない。HP上でも消されている。不信につながる。

A、今後の事業の進捗に応じて説明していきたい。

Q、タワマンに保育所施設の設置考えあるか?

A、東地区マンションの下層部に一定規模の子育て施設を誘導する予定。

Q、王子駅3つの改札があるが、JR南口は残るか

A、直近の計画は中央口付近が中心。今回はJR駅の改修は入っていない。今後、駅全体のあり方についてJRと協議するが、区としては南口は残す方向で協議していく。

Q、南口は、溝田橋方面から入るルートと一方通行の2つがあるが、貫通道路や橋ができて侵入できるようになり抜け道にするのか?

A、堀船1丁目から梶原電停まで、災害道路を位置づけているが、王子駅周辺まちづくりから検討をすすめていく。現状で、大型商業施設に出入りする車両も道が狭くて危険の声も出ている。周辺の交通安全対策を今後、全体的に検討していきたい。

Q、北本通をりをクルドサックにして、飛鳥山ハイツ前の道路を2車線にして通すのは無理があると考えるがどうなのか。

A、先行実施地区の事業説明会にて、今回は(クルドサック等)抜けている。貫通道路は王子三角公園のまん中を走り、駅のロータリーをクルドサック化、今後の検討の1つ。王子共創会議でも交通整理できるのか意見あり。一度、社会実験して、王子駅北口地区計画の策定にあたっても慎重に判断する。

Q、王子桜橋はなくなるのか?

A、王子桜橋、王子鑓溝橋は撤去する。

Q、東武ストア代替をプレハブでも考えてほしい。南口での開店も検討を。

A、工事は2028年着工、2033~2034年に竣工予定。工事期間中は不便をかけることになる。工事敷地内のプレハブ設置は今後協議する。町が暗くなることについては、工事手順を決める中で検討する。

Q、浸水地域への新庁舎移転はどうなのか?

A、現庁舎、老朽化、分散、狭いなど課題あり、広さ、アクセスの良さを加味して、議会の了承を得て、H28年度に予定され、R7年12月にも住所条例可決した。浸水対策もたてて立ち向かっていく計画。

Q、新庁舎は盛土をするのか。

A、盛土するわけではない。新庁舎は2階以上で浸水しないよう対応している。

Q、事業費はどれくらいか?

A、R4年度で490億円と試算したが、昨年見直し、建物だけで315億円が535億円と修正。まちづくり予算は、貫通道路や橋でかかる。

予定していた16時となり、質問挙手の方全員の発言がかなわなかったが、司会より「配布資料に掲載したQRコードから記入して頂ければ回答する。今後も何回か説明会を開催するのでご理解を」との説明があり閉会となりました。

oujipress.pdf

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