宇都宮章レポート
宇都宮章レポート
NO.127 2015年12月号
再びわたしの番号 
マイナンバーについて
  皆さんの家に北区役所から送られてきた「マイナンバー通知カード」と「マイナンバー申請書」についてどのようにしたらよいのか多くの方から質問がありますので11月号にひきつづき取り上げることにしました。

マイナンバーとは?

この制度は、政府や企業や国民一人ひとりをコンピューターで識別情報を管理するためにつけた番号です。(野球の選手の背番号のように)今のままでいけば一生使うことになり死亡届けにも、記入することになります。

マイナンバー通知カードは?

マイナンバー制度は、来年1月から平成29年7月にかけて段階的に進めらます。
大切ですから貴重品と一緒に保管し、保管場所は、家族にもわかる場所にしておく必要があります。また一人暮らしの方は保管場所を忘れたとき困らないように保管場所をメモして見やすいところに張っておくのもひとつの方法だと思います。
通知カードはマイナンバーを証明する書類として利用できますが本人確認の身分証明書としての利用はできません。

マイナンバー(個人番号)写真つきのカードは?

作る作らないは個人の自由です。強制ではありませんので急いで作成する必要はないと思いますが、役所での書類申請などで仕事を休まずにすみ手続きが簡素化され時間短縮になります。
また自動車免許証やパスポートをお持ちで無い方は顔写真が入りますので身分証明書になります。

マイナンバー制度をなくすために

この制度は、政府が強制的に作ったものでプライバシーの侵害や個人情報の漏えい、なりすまし詐欺などがおきる恐れがあり注意が必要です。
この制度をやめるには国会でこの法律の廃止を求める勢力が議席の過半数を占め廃止決議をしなければなりません。
来年7月に行なわれる参議院選挙で日本共産党を大きく躍進させ議席を増やし、マイナンバー制度をやめさせるために読者の皆様の力添えをお願いします。

2000万人署名にご協力を!
区議会議員 宇都宮 章
 
戦争法廃止署名をお願いする宇都宮区議(右から2番目)
「戦争をさせない、憲法9条を壊すな!総がかり行動」が来年の4月末までに2000万人の署名を集めようと呼びかけています。呼びかけに答え日本共産党は1000万人を目標に取り組んでいます。
戦争法(安保法制)を国会で破棄するためには戦争法に反対する政党の議席が国会で多数になる必要があります。日本共産党は国民連合政府の実現を呼びかけています。
戦争法に反対する皆様の声を国会へ届けるために、うぐいすだよりと一緒に署名用紙を同封いたします。読者の皆様のお宅を訪問する予定ですが、事務所近くにおいでの際にはポストに入れていただければ幸いです。
【街の色】
日本製紙倉庫跡地にサミット出店決まる
12月10日サミット出店が決まったことを受けて地元説明会が東十条ふれあい館で開かれ詳細が発表されました。
建物の建設面積は3.342m2(約一千坪)で地上3階建、高さ15.5m 。建物は長辺が88.9m。短編が39.4mの長方形で、売り場面積はサミット王子店の6割です。建物正面と短辺側に2m幅の歩道と1m幅の緑地帯が設けられます。
サミット予定地
建物裏側(南側)に長辺と並行して桜田通り側から王五団地外周道路まで6m幅の貫通道路を作りますが、車は緊急車両以外は通れません。歩行者と自転車の通行のみになります。
1階2階が店舗になり3階と屋上が駐車場です。駐車台数は200台です。
北側(写真手前)が正面になり中央と左側の2か所が店舗の出入り口で前側に自転車駐輪場などを設けるため現行の桜は右側隅の1本を残しあとは伐採します。
西側の桜田通りに駐車場出入り口と店舗の出入り口を設けるため貫通道路幅を含めて現在ある桜並木は伐採します。出席者から「桜並木はできるだけ残すという約束だったが」と抗議の声が出ました。
事業主は大和ハウス工業株式会社です。施行業者は12月現在未定です。着工は来年の3月下旬あら始まり平成29年度(2017年)5月上旬完成の予定です。
山頂にあった飛鳥明神

 図1
図1

王子神社の境内に戦前まで飛鳥明神の社がありましたが、残念ながら昭和20年(1945年)8月10日米軍の空襲で本殿神楽殿などと共に全てが消失しました。(図1)  この飛鳥明神はかつて飛鳥山の一番高いところ(以前回転展望台があったところ)にあり飛鳥山の名称の元になりました。元亨2年(1322年)熊野信仰が盛んな時で豊島景村が紀州熊野新宮の阿須賀神社を勧請したことが始まりですが、阿須賀神社がなぜ飛鳥明神になったのかは不明です。

飛鳥明神の参道か?
詳しいことを聞こうと「飛鳥山博物館」の学芸員の方を訪ね「飛鳥明神」について伺いました。
図2
図2
それによると寛永10年(1633年)飛鳥明神が王子権現に移設されたことは古文書にあるが、飛鳥山が浮世絵などに描かれたのは八代将軍吉宗が桜を植えて(1721年)桜の名所になってからで飛鳥明神を書いた絵などは存在しないということです。
明治16年(1883年)王子駅解説に伴う道路工事と大正2年(1913年)王子電車(今の都電)の飛鳥山〜三ノ輪間開通の2度の道路拡張工事で飛鳥山の北側のなだらかだった斜面を削り垂直に近い角度にして石組みを造ったということです。それまでは山裾の日光御成道から飛鳥山山頂まで階段で上がる参道があり、それを描いた明治13年(1880年)作図の図面を見せていただきました(図2)

飛鳥山狛犬
飛鳥山の狛犬
数年前109歳で無くなった古老から聞いた話ということでは、参道の途中に2対の狛犬が向き合っており、また参道の入り口には低い石垣があって、手の届く高さに狛犬がはめ込んであったそうです。その狛犬一対が垂直になった石組みの中腹にあり王子神社の方向をにらんでいます。(写真)
神谷 U.T.
元区議会議員 木元良八さん近況報告
介護施設で歌声のボランティア・木元良八さん
毎週月曜日は宇都宮事務所で囲碁クラブの会長をやり、得意のギターを携えて介護施設や病院のリハビリセンター、歌声クラブなど毎月4箇所に出向いて、出前『ギター伴奏歌声広場』のボランティアをやっています。
「待っていてくれる人がいるということは本当に幸せだなぁ〜」とにっこり笑顔で語ってくれました。
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