宇都宮章レポート
宇都宮章レポート
NO.159 2018年7月号
区民の暮らし支える区政を
北区議会議員 宇都宮 章
 北区議会第2回定例会が(6/18~29)行われました。冒頭、花川区長から生活保護費の職員による横領事件について、お詫びと謝罪が表明されました。

予算組み替え提案実現を
本会議では共産党区議団を代表して福島宏紀区議が、安倍自公政権のもとで今年10月から引き下げられる生活保護基準では、一人暮らし高齢者の生活費は約9万円から7万円になることを告発、北区の積立金が過去最高の548億円(前年より12億円増)になったことが明らかになった下、新年度予算への共産党議員団の組み替え提案(約10億円)の実現を求めました。
山崎たい子区議は「性の多様性を認め、だれもが自分らしく暮らせる北区を」、本田正則区議は「人口増をふまえた教育施設の充実、経営改革プランの見直しを」の質疑を行いました。

学校のブロック塀 緊急点検実施
本年度から副委員長を仰せつかった22日の文教子ども委員会では、区教育委員会から大阪北部地震を受け学校のブロック塀について「19・20日に職員が全学校の緊急現況調査を実施、危険個所が数か所見つかり、調査結果は防災特別委員会に報告する」との説明。

交通指導員を倍増して対応
いよいよ夏休み明けから始まる『王子第一小学校』児童の旧桜田小学校(改築ステーション)への通学について、私から「北本通を600人規模の児童が横断することになり安全対策が心配される」との指摘に「交通指導員を倍増して対応する」との答弁がありました。
花川区長減給50%
今年3月に発覚した区職員による生活保護費の着服事件は、7月4日、元職員(6/22懲戒免職)が、詐欺容疑で王子警察署に逮捕されました。元職員が認めている不正支出は、現時点で12件、約6,500万円となります。
一方、6月29日の北区議会本会議では、この問題を受けて「責任を重く受け止める」とした花川区長提出の特別職減給の条例案が全会一致で可決、区長は7月より3ヶ月間50%、副区長2人は3カ月間30%の給与減額となりました。
吉良よし子コーナ-
吉良
悪法採決の怒りと悔しさは冷めないけれど、過労死家族の会のみなさんも決して諦めてはいない。 高プロの危険を訴え続け、現場での悪用を防ぐ。

6/29遺族記者会見。「過労死が増える」「雇用主と対等ではない」と高プロを批判
過労死を増やす制度は、撤廃へ。インターバル規制をはじめ、労働者の命を守るためのルールを作る。 ここからまた始める。私も。(6/29吉良よし子ツイッターより)
道徳の教科化は絶対反対
 小学校が今年度から、中学校が来年度から「道徳」が正式教科になり、生徒の成績を評価します。
その目指すところは現代版の「教育勅語」とも言われていますが、では戦前の「教育勅語」とは一体どんなものだったのでしょうか?
正式には「教育ニ関スル勅語」といい、1890年(明治23年)に出されました。
「朕(ちん)惟(おも)フ(う)ニ 我(わ)カ(が)皇祖(こうそ)皇宗(こうそう)國(くに)ヲ肇(はじ)ムルコト宏遠(こうえん)ニ…」(天照大神に始まる天皇の祖先が建国したのは宏大で遼遠であり)に始まる教育勅語は天皇が国民に呼びかけるという形式をとり、主に学校教育の場で児童・生徒たちに日本の国家観を植え付ける根本的な役割を果しました。
=神の子孫である天皇の家来として学業に励み、目上の者を敬い、周囲の人々と仲良くして「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」(戦争などが起った時は自分の命を投げ出して国のために尽くし)天皇や皇室を護らなければならない=と言っています。
御神影(天皇皇后の写真)のある奉安殿の前では最敬礼
この勅語を毎日暗唱させるとともに読本、修身、唱歌などの教科、様々な儀式での「御神影」(天皇皇后の写真)への拝礼などを通じて天皇への忠節を尽くすことが、即ち国に尽くすことであると教え込まれました。
戦後の新憲法下の国会において戦争への反省から、1948年(昭和23年)、衆参両院にて、「排除・失効」が議決されたのです。
憲法違反の「教育勅語」の復活に道を開く「道徳」教科化には強く反対しなければなりません。
神谷  YS
うぐいすギャラリー
ギャラリー
時代—とき(都電荒川線とスカイツリー) 
長い時代を走り続けてきた都電荒川線。
その向こうには現代を象徴するスカイツリー
戦争犠牲者慰霊祭
あいさつする宇都宮章区議会議員
7月7日(土)午前11時から神谷公園内にある大東亜戦争犠牲者慰霊碑の前で、第45回慰霊祭が挙行されました。
神谷二丁目中町会桜井俊夫会長の挨拶に続いて宇都宮章区議会議員が「昨年の7月に国連で、核兵器禁止条約が採択され核兵器が使用禁止兵器になりました。アジアでは平和の激動がありました。戦争を二度と起こさないためにも憲法九条を守りましょう」と挨拶しました。
僧侶の読経が流れる中、参加者の皆さんが焼香し慰霊祭は終わりました。
森昌子60才コンサート
昌子15才。1974年のヒット曲「おかあさん」
6月18日北とぴあさくらホールで行われた森昌子46周年コンサートに行きました。観客は団塊の世代を中心に「前期高齢者」で満席でした。
1部は昌子が小学2年生でおやじさんがラーメン屋の主人というコメディーで、「昭和各年代のレコード大賞曲は何んだ?」と昌子が、おやじにクイズを出し、当たったらおやじが歌えるということにするが全てハズレで昌子が歌う。水原弘の「黒い花びら」から始まってザ・ピーナツの「恋のフーガ」など懐かしい曲が続いたが、森進一の「港町ブルース」の時には何故か言い訳をして歌わないという場面で会場は爆笑の渦になった。
2部はセーラー服で登場。デビュー曲「せんせい」~「中学三年生」~「おかあさん」とメドレーで歌った後、黒いドレスに着替えて、美空ひばりの「津軽のふるさと」と「みだれ髪」を熱唱、これは素晴らしかった。
最後は白のロングドレスで、♪ヒュルリ~ヒュルリララ~「越冬つばめ」で締めくくり、コンサートは終了した。
今年60才になるという声とは思えない透き通った高音に感動しました。
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