宇都宮章レポート
宇都宮章レポート
NO.137 2016年9月号 
宇都宮章区議初の代表質問
 9月8日(木)日本共産党北区議団を代表して宇都宮章区議会議員が花川区長に対して質問をしました。
内容は
  1. 医療・介護・生活保護などの社会保障連続改悪を許さない区政を
  2. 子供の貧困対策
  3. 障がい者差別解消法施行に伴う施策充実を
  4. 選挙(投票)に関する現状と対策
  5. 区民事務所・分室の見直し方針
  6. 王子五丁目における建設ラッシュの安全対策の6項目です。

コンビニで住民票交付サービス?

代表質問をする宇都宮章区議

 質問のハイライトは5番目の区民事務所・分室の見直し方針で、分室の存続・拡充ではなく廃止・縮小の方向となるならば本末転倒も甚だしいと前置きし、全国のコンビニで住民票などの交付サービスを導入する方針を打ち出していることを質問しました。
質問(1)マイナンバーカードの交付状況は?
(1)の答弁「交付サービス導入に当たってはマイナンバーカードの普及がカギになるが、現在までのカード交付が北区では約4.3%にとどまっているのが現状です。」
質問(2)コンビニサービス実施による3区民事務所・7分室への影響は?
(2)の答弁「マイナンバーカードの普及が進むにつれて区の窓口からコンビニでの交付に移行していくものと想定している」
質問(3)端末操作の混乱、個人情報漏洩の危険について?
(3)の答弁「カードや証明書の取り忘れ防止のため、画面や音声、アラームなどの取り忘れ対策を実施している。専用の通信ネットワークで暗号化により、情報漏洩の防止策を講じている」などです。
※詳しくは北区共産党議員団ホームページを参照

傍聴記
●宇都宮章区議の代表質問を傍聴しました。質問と区長答弁あわせて約70分。医療介護から始まり生活保護、母子(父子)家庭、選挙(期日前投票)。日本製紙あと地周辺の工事状況(マンション、王子給水所。学校、保育園建設)の話を直接聞くのは、わからないながらも大変役に立ちました。
みなさんの眼、耳。身体で共産党議員の傍聴に是非ご参加ください 
王子S.S.

●代表質問なので質問が多岐に渡っていて、大変なご苦労があったと思う。
区民事務所や分室の仕事をコンビニに回そうとしている事には驚いた。それも非常に問題の多いマイナンバーカードを使うというから開いた口がふさがらない。
それにしても花川区長は、以前は事務方に丸投げだった答弁を自分の口で答えていたし、都知事選で野党統一候補の鳥越さんに応援メッセージをおくってくれたこともあり、なんとなく親しみを持って聞いてしまった。
神谷N. .
そねはじめコーナー
新知事に都民目線から迫る議席をしっかり
 小池知事誕生から一ヶ月がすぎて、早くも築地市場移転問題などで公約を守れるかが問われています。
知事は豊洲市場の地下水調査が終わるまでオープン延期を決めました。私たちは知事が都民目線で改革に取り組む限り全力で応援しますが、いったん裏切れば対案を示し徹底して戦います。
豊洲市場は、高濃度ベンゼンやシアンの出た土壌を浄化したと言いますが、対策も調査も非公開です。地下深い汚染が残されており、知事は安易なゴーサインではなく、都民と専門家に公開すべきです。
費用が大きく膨らんだ新市場の建設や設計の利権疑惑の解明を迫っていきます。
一方で知事の顧問には、大阪で福祉を削減した橋下氏のブレーンや保育の営利化を唱える人物が加わり、警戒が必要です。
私が提案した都有地・国有地活用の保育園や特養ホームの増設、UR(公団)住宅居住者の家賃引き下げと、都営住宅の新規提供、若い世代への開放を実現させる決意です。
みなさんとの取り組みに全力をあげ、3人区となる来年の都議選でも、必ず議席を守る決意です。
区政報告と納涼のつどい
1議席減の厳しい都議選で、再選の決意を語るそね都議
1議席減の厳しい都議選で、
再選の決意を語るそね都議
8月27日(土)神谷ふれあい館第1ホールで「宇都宮章区政報告と納涼のつどい」が開かれ53名の参加者で盛り上がりました。
第1部は宇都宮区議が9月8日の初めて行う代表質問の一部を披瀝した後、そねはじめ都議が舛添都知事追求場面を説明。また小池新知事の下でオリンピック予算をどう縮減するのか?共産党の縮減提案も示し、是々非々で対応すると発言。
第2部は乾杯の後、神谷のUさん所有の蓄音機で昔懐かしい歌謡曲のSPレコードを楽しんで散会となりました。
【街の色】
王子後援会暑気払いに18人
 参院選・都知事選と続いて日程が取れず、暫くぶりに王子地域後援会で宇都宮章区政報告と暑気払いの集まりを9月15日に開き、そね都議効果か?初めての方3人を含め18人の参加がありました。
質問に手を挙げて答える、そねはじめ都議会議員
質問に手を挙げて答える、
そねはじめ都議会議員
豊洲新市場予定地をめぐる東京都が汚染土壌対策として行う事になっていた盛り土をせずに主要建物を建造し隠していた問題で、共産党都議団が調査権で初めて中に入り公表した事が大問題になり、そねはじめ都議は今やマスコミのひっぱりダコ状態。ダメかな〜と思っていたら駆けつけて来てくれました。
大学で科学を学んだだけにリトマス試験紙を用意していったのはさすがでテレビ放映でもインパクトがありました。
豊洲問題は中止をふくめ食の安全・安心を最優先にさせ、抜本的な検討が必要です。
来年は都議選の改選があり都民と地元を大切にするそねはじめ都議の必勝を誓いつつ散会となりました。
王子地区後援会 S.S.
介護制度改悪と実態
 2000年から導入された介護保険制度は、今年で16年目になりますが、介護制度はこの間、改悪に次ぐ改悪を重ねてきました。
昨年度から一定の所得以上の利用者は、利用料が1割から2割負担へと一挙に2倍に引き上げられ、特養ホームの食事・居住費も自己負担が増やされました。また、特養ホームの申込は要介護3以上になりました。さらに今年度から一部サービスが、自治体事業に移管され、原則としてほかの市区町村の方は利用出来なくなったサービスもあります。これによって区境にある事業所はやむなく閉鎖する事態も生まれています。介護報酬も年々減らされ、介護従事者の給与も一般企業と比べても劣悪な水準のため離職者が多く、慢性的な人材不足でサービス低下に追い込まれています。
高齢者の自立した生活を困難にするサービスの切り下げと負担増によって、発足当初の「介護を家族だけに任せない」「住み慣れたまちでいつまでも安心して暮らせる」などの理念とは益々かけ離れいているのが介護の実態です。何よりも住民のくらし、福祉を大切にする政治を実現することが必要だと思います。
神谷 K.M.
ギャラリー
愛媛に住む母93才の作品
愛媛に住む母93才の作品です。
一目でも間違いがあると、自分が納得できるまで
何度でもほどいて編み直しています。
神谷 Y.H.
読者からのお手紙
うぐいすだより様 御中
「戦争特集」拝読いたしました。
王子では終生テニスを愛し、戦争体験の語り部として何事にも一生懸命だったマキさん(亡夫)。
「戦争する日本だけにはするな〜」と叫びながら89才であの世へ旅立ちました。この思いを胸に、私も色々な集会にできるだけマキさんと一緒に参加していきたいと思って居ます。みなさんの足手まといにならないように、私も一生懸命生きて行きたいと思います。
王子M.K.
戦争展
第22回平和のための北区「戦争展」が8月20・21日北とぴあで行われました。戦争法とも言える安保法制の成立や憲法9条の改悪をもくろむ等、安倍政権の暴走ぶりは目に余ります。参加者は会場にいた そね都議に色々質問したり、写真の展示パネルを見る目がいつもと違って見えました。
出征兵士を送る多くの人の名前が書かれた出征旗から「同じ過ちを繰り返すな」と言う叫び声が聞こえて来るようでした。
神谷 S.H.
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