北区社会福祉士会シンポジウム「子どもへの切れ目のない支援」

テーマは「子どもへの切れ目のない支援」として、社会福祉法人 二葉乳児院の伊那さん、NPO法人スマイリーサン代表の高橋さんから、それぞれお話をうかがいました。

伊那さんからは家庭を必要としている社会的養護の子ども達に対する「里親制度」について、

東京都には様々な事情により親と離れて暮らす子ども達が約3799人(R5年度)おり、家庭養育が望ましいとの考えで児童福祉法も令和3年度に養子縁組里親を含む里親委託を原則として検討すると改定。

しかし、現状では8割の子ども達が施設で暮らしており、里親制度への理解や登録が増えるよう、出張出前講座やインスタグラムの開設、TOKYO里親ナビによる体験談の共有、更には関係機関と連携し里親養育を包括的に支えるフォスタリング機関の取り組みを充実させ、里親制度によるチーム養育を充実させたい旨、お話をお聞きしました。

「子どもにとっては、目を離さずにみてくれた~1人じゃなかったなと思えることが、その子どもも自身を支えたり、自信になったりするのでは」との言葉が心に残りました。

NPO法人の高橋さんからは、予防接種によって1歳の時に、重度の障害をもつことになった娘さんとの20年間の歩みを振り返りながら、

重い障害があっても「可能性がいっぱいある」「本人もママも家族も笑顔でくらせる」ように、たくさんの人との出会いやつながりの中で、NPO法人スマイリーサンを立ち上げ活動してきたこと。

地元の小・中学校への通学や北区の政策提案協働事業を活用して、区内店舗の協力を得て、とろみやペースト食メニューを可能にしたり、アーティステックスイミングに親子仲間でとりくみ全国大会で入賞したりと、地域でのくらしをデザインしてきたエピソードを語ってくださいました。

高橋さんが「来年も娘と二人でパラアーティスティックスイミング大会に出ます」と話した時に、車いすに座り、隣で話を聞いていた娘のYさんが、嬉しそうにママに顔を向け微笑んだ表情がとても素敵でした。

お話を受けて、長年、北区社会福祉士会の運営に携わっているMさんから「社会福祉士の使命は、人々のウエルビーイングを高めるために、生活課題に照らし、個人のみならず、環境や社会システムに働きかけていくこと」と強調されたことにも共感し、政策決定としての議会の役割も果たしていきたいと思いました。

シンポジウムにて

発言する高橋さんと娘さん

高橋さん親子を囲んで

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