建築コスト増大、税金の使い方からも大型開発は見直し、修復型のまちづくりへ転換を

9月17日、決算特別委員会の総括質疑の最後は、まちづくりについて以下、質問しました。

建築コストの大幅な増大の中で、見直さなければならない優先課題は、まちづくりにおける大型開発ではないか。税金の使われ方の点からも、また、公共工事を安定的にすすめる点からも検証が必要だと考えます。

R7年度では、十条駅前再開発事業が終了しました。 

39階建て総戸数578戸の十条タワーマンションは、1~2階は商業テナント、3階は区有施設のジェイトエルの他、地下駐輪場、駅前ひろばなどの整備により、総工費は約455億円。そのうち約半分の240億円は国も含めた税金が投入され、北区の財政投資はそのうち約90億円となりました。

区は、民間の利益を明らかにしないが、再開発を手掛けたデベロッパーには多額の利益がもたらされたと考える。

北区は、この十条駅前再開発をはじめ、赤羽駅、王子駅、東十条駅と、次々と大型駅前再開発をすすめる計画です。現在までに、駅前市街地再開発で投入された税金は、十条駅西口で240億円、赤羽第1地区では、57億円の予定が、直近で88億円まで増加し、早晩100億円に迫るのではないのか。

加えて、王子駅前開発、赤羽中央地区開発と続く巨大プロジェクトに、更に数百億円規模の税金投入が予想される。北区はそのために、まちづくり基金として、毎年10億円から数十億円の積み立てを実施せざるをえない状況となっているが、こうした状況は、区民からみて本当に納得のいくものであるのか。

代表質問でも東京新聞の記事で紹介したとおり、今や、このような大規模開発は、全国的にも破綻し、都内では9割が見直し変更を余儀なくされているのに、王子駅前再開発では容積率をわざわざ緩和し、高さ190m2棟ものタワーマンション建設計画を、そのままもちこもうとしているのは、あまりに旧態依然とした姿ではないか。

昨今、円安の影響による資材高騰、建設コスト増加、建築業界全体の人材不足により、ただでさえ区有施設など公共工事の入札に影響がおよんでいる。大型開発の増幅は、更においうちをかけるのではないか。

区民の声を真摯に受け止め、見直しを求めます。

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