2026.10.01
R7年度の介護保険会計について質疑
10月1日(木)歳入、特別会計の集中審議。私は、介護保険会計について質問しました。
●介護認定審査について
問、認定調査の結果がでるまで約1か月半ほどかかり、結果が出ないうちに病院を退院しなければならず、ケアプランがたちにくいとの声をうかがっています。認定審査の時間短縮に努めて頂いていると思うが、現状はどうなのか。
区の答弁、R7年度は40.05日ほどかかっている。今後、ペーパーレスにして、タブレットでやりとりができるようにして意見書などの郵送の手間をはぶき、時間短縮に努めたい。
問、他区では、認定調査にケアマネもかかわれるようにしているが、北区ではどうなっているか。
区の答弁、更新の際は、担当ケアマネでもできるようにしている。
引き続き継続するよう要望する。
●要支援1・2の方への、総合支援事業について
問、令和7年度決算では、介護予防・生活支援サービス費が8億3500万円で、対前年比1600万円の減額となった。内訳では、訪問介護が1300万円減額と約8割を占めている。令和5年度から令和6年度にかけての比較では2400万円増加していたが、R6年度からR7年度で減った理由についてはどうとらえているか。
区の答弁、介護報酬の改定が影響していると考えている。
問、ちなみに、R7年度予算には報酬引き下げは反映しているか?
区の答弁、反映していない。
R7年度予算と決算の差し引きでは、△6600万円が未執行であり、この数字をみても国の報酬引き下げが、いかに理不尽だったかを感じる。
要支援の訪問介護報酬が低いため、大手の事業所は受けたがらず、小規模事業所がなんとかやりくりしているが運営は追い詰められている。このままでは、要支援の方の生活を支えるヘルパーや事業所がなくなってしまうと危機感をもっている。総括質疑でも要望したが、介護事業所やヘルパーの処遇改善に、区も独自財源で取り組むよう求める。
●介護保険事業計画における、介護保険給付費の、計画と実績の乖離状況について
北区の介護保険運営の歴史においては、かつて認定の区独自基準というローカルルールにより、認定ランク下げ問題が生じた時や、コロナ禍のサービス抑制で、それぞれ3年間で約100億円近い乖離が生じたことがある。
計画した介護給付費が100億円も使われなければ、ある面では徴収した介護保険料が高すぎるということになり介護給付費の計画と実績は最大限、差が生じないようにできることが望ましいと認識している。
前回の第8期では、介護保険給付費の計画と実績の乖離は、3年間で約40億円だった。
今期の第9期は、R6年度が6.3億円、R7年度が9.2億円とこの2年間で、計画と実績の乖離は、約15.5億円と近年ではもっとも乖離が少ない数字となっているが、北区の評価とR8年度も含めた9期全体の見通しについてお聞かせください。
区の答弁、国の推計ツールや専門家による意見、シュミレーヨンを行い適切に経過できていると認識している。処遇改善をあわせてもおおむね達成できると考えている。
問、R7年度の介護保険準備基金残高は、約31億円余となっています。区民の介護保険料負担を軽減していくために、時期の保険料抑制にむけて、積極的な基金活用を求めたいがどうか。
区の答弁、9期においては、33億円の準備基金のうち、20億円を活用して保険料抑制につなげた。次の計画においても同様に対応できるよう検討していきたい。
本人非課税、世帯も非課税の第3段階で約3割。本人非課税で世帯課税までくると約5割で、その段階では2か月ごとの年金で1万円近く介護保険料が天引きとなる。負担が重いとのこえが多数あるので、保険料抑制を実施してほしい。
問、介護給付の充実や介護職員の賃上げなど処遇改善を、保険料や利用料の負担増に連動させずに実施するためには、介護保険の公費負担割合である国庫負担分を引き上げるしかないと認識しています。区長会等をつうじての国への要望はされているか。
区の答弁、国庫負担分の引き上げ、全国の共通課題と認識している。人材確保、処遇改善も要望している。
問、第9期の介護保険審議会で制度の課題となった利用料の原則二割化、2割負担・3割負担の対象拡大や、要介護1・2の居宅サービスの介護保険給付外し、ケアプラン作成の有料化、福祉用具のレンタルから買い取りへの変更、介護保険料の徴収年齢の39歳以下への引き下げなどは、区民が安心して介護を受ける基盤をそこなうものと認識している。この点について区の見解をお聞かせください。
区の答弁、国の介護保険部会での議論、軽度者への対応など見直しの方向、10月までに結論出すとしている。区として注視している。
関係者はじめ制度改悪は許さないの声が多数出されている。注視といわず積極的に改善を働きかけてほしい。
●認知症予防や対応について
問、国際的にも治療薬が改善され、早期発見、早期治療で進行を大幅に抑えることができる研究結果も発表されている。認知症について、区民1人1人が自分事としてとらえ、早期発見、対処できるかポイントだと考えるが、北区の取り組みについてお聞かせください。
区の答弁、認知症の人や家族が安心して暮らせるよう、認知症あんしんナビ、ケアパスの普及をはかり、区有施設やイベントなどにも活用している。また、VR体験や講演会の実施による普及啓発やオレンジカフェなどにより早期発見、対応にもつなげている。
問、認知症あんしんなび(認知症ケアパス)とても良い。自分でできるチェックリストもある。私もやってみたが、自身の状態を知る目安になる。ケアパスについては、区民全体への認知度がまだ課題と認識しているが、もっと普及できるようにするためにどう取りくもうとしているか。
区の答弁、気づきのチェックリスト、関心ある人は知っているが、アンケートの結果では、ケアパスの認知度は低い状況。年齢にかかわらずさらなる促進をはかりたい。
区民健診の問診票とともに、チェックリストをご案内して区民の目にふれ、セルフチェックできるようにするなどの工夫を要望する。

