介護や障害福祉事業所、そこに働くケア従事者の賃上げ・処遇改善を求める

区内の介護事業者や障害福祉に関わる団体の皆様から毎年のように、運営や人材確保が本当に大変だ、このままでは立ち行かないとの声を頂いています。

廃業数は23区でもっとも高い。ヘルパーの高齢化については、次世代への継承がされていないということ。そこには、全産業に比べても月8万円低いとされる賃金や過酷な労働環境があり、改善が求められる。

今年度、介護報酬の27年度改定をまたず前倒しで全体2%のプラス改定、介護従事者に月1万円の賃上げ処遇加算の見直しが実施された。しかし多職種に比して選択されるかという点では格差はうまっておらず、まだまだ不十分。

他区では介護事業所への直接支援や住宅費などの区独自加算などにふみだしている。ぜひ北区でも検討を求める。

次に、障害福祉にかんしてお聞きします。

障害福祉を担う社会福祉法人や団体からも、人材確保にかかわる取り組みを強く要請頂いている。  

北区のR7年度の公契約にかかわる労働報酬下限額は1619円ですが、民間の福祉団体では東京都の最低賃金、今年度1280円に引き上げるのも必死でやりくりしている状況とうかがっており、人員確保に苦労しているとの声です。

この事業は、事業所が区と福祉避難所としての協定を結ぶ、または、それ以外の事業所で災害時に利用者の安否確認や避難所への誘導を行うと防災協定を結んだ場合、1戸あたり82000円を上限に、8分の7を助成する制度です

私は、その答弁は大変重要だと伝え、入所施設ではなく、通所事業所でも職員の派遣などを条件として協定も可能となっている。並行して積極的に検討をすすめてほしいと要望しました。

この間、法人からは、「清掃などの業務委託費がほとんど変わっていない」「重度身体障害者の事業費が20年間増額なく、すえおかれたまま」など切実な声をうかがっています。

本来、公が責任を持たなければならない介護も障害福祉も直接のケアサービスの大方は、民間法人や事業所が担ってくれている。しかし今のままでは、人材確保も運営の見通しも、たちゆかないところまできていることに、自治体として、もっと責任や危機感を感じてほしい。

本会議質問でも述べたが、国際社会の中で日本が大きく立ち遅れているジェンダーギャップ117位という課題は、性別役割分業という社会的な構造問題の下で、家事や子育て、介護などのケアが家庭の責任として無償労働となり、

また、それを職業として担っているケア従事者、介護職や福祉職など専門職の社会的評価や労働条件が未だに改善できずにいることに象徴されていると考えます。

私は、経費削減ではないと言いつつ、結果として人件費の抑制となり、国際社会の中で唯一、30年間も賃金が上がらない国になっているということに正面から向き合い、改善をするべきだと指摘しました。

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