その人らしく、町とつながる~本人の意思・居場所・社会参加を考える~

「その人らしく、つながる~本人の意思・居場所・社会参加を考える~」と題し、相模原市でDAYS BLGの管理者である伊藤氏と認知症当事者の方が実践報告を行いました。

DAYS BLGは、認知症になっても、その人らしく地域でいきてゆけることを考えたいと開設へ。

ちなみに、名前のBLGの意味するところは、Bがバリア(障害や生きずらさ)Lはライフ(人生、生活)Gがギャザリー(集まってこれまでどおりすごしていこう)とのこと。

介護事業所を利用する方は、比較的、高齢女性の割合が高いが、男性や若年性認知症の方々の居場所をつくりたいと、外に出ていき地域とつながる活動をスタート。働き・報酬もえたい!とのニーズから、公園の清掃や庭の草むしり、保育園のおもちゃの消毒などなどの有償ボランティアを実現させました。

大切にしていることは、利用している方もスタッフも共に「メンバー」とのフラットな関係性。その人が、その人でいられる「素でいられる場所」にするための安心できる関係性とのこと。

その中で、本人も「認知症について、少し受け入れられるようになった」り、家族に優しくなったり、笑顔が増え、落ち着いて過ごせるようになったりと変化が生まれました。

当事者の男性は、「自分は植物が好きでホップやアスパラガスを作っている。治療も受けながら、息長く活動している。1人でやるのは難しいけれど仲間がいるのは大事です。診断を受けたけれど、先輩の様子、状況もみながら自分もいろいろ勉強している」と語ってくれました。

少し前のことや記憶がなくなってしまうことはあるが、それまでの人生の記憶、感情、経験、力をいかして何かできることはある。町の中で一緒にできることを探し創造する。どうしたいか本人に聞き、必要な支えを一緒に考え、本人の人生から本人を退場させない。

とのお話から、人と人のつながりをいかし、できることを作りあう関係性は、一人ひとりが肯定され、豊かなくらしや地域をつくることにつながるなあと、あたたかい気持ちになりました。

北区でも、高齢者あんしんセンターや認知症カフェなどの交流、認知症サポート・チームオレンジなどのしくみや、北区にある世代や立場を超えて立ち寄れる場、商店街や公園・美化活動、飛鳥山や紙にまつわる文化や歴史などをいかして、本人の希望と地域のニーズがなるところから、一緒にできることを考えてみてはどうかとのご提案も頂きました。

ぜひ区政に活かしていきたいと思います。

講演会会場にて

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