2026.09.25
保育園の運営について、0歳児定員割れ補助、暑さ対策、支援を必要とする子どもへの対応など質問
9月25日(金)、北区議会決算特別委員会の福祉・衛生費の集中審議。
私は、児童福祉費にかかわり、0歳児の定員割れに伴う北区の補助制度について、区立・私立保育園での暑さ対策について、支援を必要とする子どもへの対応について、以下、質問しました。
●0歳児の定員割れに伴う北区の補助制度について、R7年度の実績についてお伺いいたします。
区の答弁、私立認可10園・地域型13園・指定管理3園 合計 26園
北区の定員割れ補助、現場の私立保育園長会からも、とても助かっているとの声をうかがう一方で、現行の区の算定方法では、全ての定員割れ園が対象となっていない現状もあると聞いている。
例えば、定員6名で入園児が5名だったら定員割れは1名だが、北区の算定では定員数に0.9をかけて5.4人となり、小数点以下端数切捨となるため5.0人、そこから在籍児童数の5をマイナスするため0人となり、定員割れ1名とカウントされない。その状態が仮に9月まで続いたならば、継続して定員補助は受けられない。
問、年度途中からは園児が充足してくるため定員の変更も難しく、通年で保育士も確保している保育園の運営上の大きな負担となっている。一部支給対象からもれてしまう現状について、区はどう認識、判断されているか。
区の答弁、0歳児は公定価格高く、児童1人に対し算定。園運営に一定の影響があると認識しているが、それを補填する補助事業であり、様々な加算や補助などにより安定的な園運営を支援してるため、現行の算定方法は適当であると認識。
定員に対する保育士確保は、保育園運営の絶対条件。保育士確保が引き続き困難な中、保育のインフラを維持するため、制度の継続、拡充をぜひお願いしたい。
●保育園における暑さ対策についてお聞きします。
問、区立保育園では、全ての園の耐震化がはかられているが、築数十年を経過している園もあり、施設や設備が不十分な状況があるのではないか。昨今の厳しい暑さの中、保育室内ではエアコンがついていると思うが、廊下やトイレなどの環境が気になります。現場の声、状況はどうか。
区の答弁、廊下やトイレにはエアコンはない。現場では様々な工夫を凝らし対応している。
令和7年度の繰り越しにより今年度、園庭などへのミストアーチの設置がすすめられているが、施設全体の実情を把握し、ぜひ手当をしてほしい。また、
問、本格的には学校のように計画的な改修、改築をすすめ、断熱化や省エネ施設化がはかられるべきだが、区立保育園はどうなっておりますか。
区の答弁、区立保育園は、建物自体が古く集合住宅に併設しているところも多い。大型の空調設備の設置などは難しいが、各園に環境に応じて可能な限りの対応をしている。
改修・改築について、区立保育園全体の具体的な計画はないが、指定管理園へ移行する際に一定の改修をしている。引き続き、おかれた条件下において、最善の対応を検討していく。
現状で工夫して頂いていることはわかったが、直営の区立保育園だけ、環境整備の格差が出ないよう、計画的な施設改善を要望する。
問、区立の指定管理園法人からは、区から提供を受けた施設が、エアコンの全館管理システムになっているため、部屋ごとのこまめな調節や節約ができないという声もうかがっている。この点は、どう認識されていますか。
区の答弁、そのような話は伺っている。節電の観点、適切な環境設定という観点から、望ましいとは捉えているが、複合施設の場合は対応が難しいと認識。
運営法人とも相談し知恵をしぼってほしい。
問、私立保育園での暑さ対策について、R7年度で対応された点はあるでしょうか。
区の答弁、間接的な支援として、食材費と光熱費を含む物価高騰対策支援を実施。園によっては、夏場の空調にも利用したと聞いている。
各園でプールサイドの大型シェ-ドやミストなど、量販店から物を買って、園長先生自ら設置された園もあるとうかがった。こうした努力で、気温が3度下がり、プールの利用もできたとの話も。都でも支援メニューができたと認識している。ぜひ暑さ対策整備への補助を要望する。
●保育園の最後の質問は、特別支援児や配慮を必要とする子どもへの対応です。
北区では、支援を必要とする子どもへの加配保育士配置への財政支援や専門職による巡回支援を実施しており、現場から深く感謝が示されています。
支援を必要とする子どもは、昨今増加しているとうかがっているが、R7年度の人数と、傾向をつかむためにR3年度の数についてもお示しください。
区の答弁、公立私立を含めた支援児の人数は、令和3年度で235人。7年度は352人。
支援を必要とする子どもが4年間で120名以上増えているとわかりました。
問、その中で、医療的ケアや車いす利用など、看護師の確保や施設ハード面の配慮も含め、対応する必要のある子どもの状況はどうか。
区の答弁、医療的ケア児等コーディネーター等の関係機関からの相談もある。ご家族に協力いただき、区と園、関係機関で連携しながら丁寧に対応をしている。しかしながら、児童の状態や園での対応可能な範囲など、なかなか希望に沿えない場合もあるのは事実。
支援を必要とする子どもは、今後も増えていく傾向があると認識している。保育課での入園相談のあり方や保育園の現場での適切な受け入れなど、保育課のみならず、児童発達支援センターなど関係機関と現場の保育園で協議の場を持ち、調整・しくみづくりをすすめて頂けるよう要望しました。

